【化学熱力学】高校1年生でもわかるエントロピーの定義、クラウジウスの不等式、孤立系でエントロピーが減少できないことの証明
エントロピーの定義
化学熱力学におけるエントロピーは、熱量変化を定量的に表すために、変化した熱量を系の温度で割ったものである。変化した熱量が系で占めていた濃度のようなもの。(温度100000Kの系を99999Kにするのと、温度1Kの系をの系を0Kにするのとでは、どちらが系にとって影響が大きいだろうか)
クラウジウスの不等式
ある系と接触する系を考え、ある系のなかである過程が起こるとすると、
熱力学第二法則(観測事実)より、系全体で
が成り立つので、
接触する系から入って来た熱量をq、そのときの温度をTとすると、
孤立系では右辺が0なので、エントロピー変化が常に正(減少できない)ことを熱力学第二法則から導けた。
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